美濃加茂事典
おだまき(おだまき)
 昭和10~20年代に、ひな祭りには母親がおだまきをを作ってくれた家庭が多くあった。うどん粉を水で溶いた生地を厚めのクレープ状に焼き、その上に棒状にあんこを乗せ、端からくるくる巻いただけのシンプルなものだが、甘いものが貴重だった時代に、子どもたちがとても楽しみにしていたおやつである。30年代には太田町におだまき屋があり若い女性に人気があった。
【基本図書】『市史/民俗編』p269
【図書資料】№703『聞き書 岐阜の食事』p125、№3399『小山物語・上』p6