美濃加茂事典
道祖神(どうそじん)
 村々の境や峠、辻などに祀られる神である。悪霊や災いを防ぎ、旅の安全を願って道端に建てられた民間信仰の石仏で、塞(さい)の神とも言われる。江戸時代半ば以降に関東や中部地方に多く建てられ、その形は、文字碑と双体像に代表される人の像に大別される。
 美濃加茂市内には、山之上町北部に1基、三和町に2基ある。いずれも自然石に「道祖神」と記された文字碑である。
【図書情報】№13『美濃加茂の石仏』p198、№880『日本石仏事典<第二版>』、№3823『岐阜県の石仏石塔』、№26105『まちのいいものよいところ 山之上展』