美濃加茂事典
石油ランプ(せきゆらんぷ)
 大正期の電気が通る前までは、ランプや灯明の明かりのもとで破れた衣服の繕いものや縄ないといった夜なべ仕事をした。ホヤは、一晩使えばススで内部が真っ黒になるため、明くる夜までに木の棒にはぎれをまいたものでホヤ磨きをした。おもに子どもの手伝いのひとつだった。石油やなたね油といったものを燃料とする。ランプの行商は、ガラスのホヤや芯など、付属品を売りに来た。
【基本図書】『市史 民俗編』p62~64火と灯、p254ランプの行商
【図書資料】№852『美濃生活絵巻』(下)p57
【民俗資料】№180「大正ランプ」、№819「カンテラ」