美濃加茂事典
マツゴ掻き(まつごかき)
 冬の農閑期、焚きつけのための松の落ち葉を集めるマツゴ掻きが行われた。女性や子ども、年配者の仕事で、カゴジ(竹のカゴ)を背負って山へ入った。マツゴは熊手を使って掻き集め、カゴジに入れるか、縄で丸く縛ってまとめて持ち帰った。納屋や家の二階などの乾燥した場所に貯えておき、クドの焚きつけなどに一年中用いた。
【基本図書】『市史/民俗編』p212,213
【図書資料】№835『美濃生活絵巻』(上)p53
【民俗資料】№935「カゴジ」、№4580「タケカゴ」