美濃加茂事典
吉田初三郎(よしだはつさぶろう)
 京都出身の画家(1884~1955)。もとは洋画家を目指していたが、生活のために江戸時代の手法である鳥瞰図を取り入れた観光パンフレットやポスターの制作を始める。生涯に1,600点もの作品を遺したといわれており、デフォルメされたパノラマ仕立ての鳥瞰図のパンフレットやポスターは、美しく分かりやすいと大変な人気を博した。全国各地のあらゆる名所のほとんどを手掛けており、商業画家として観光広告の領域で大きな足跡を残した。