美濃加茂事典
加茂神社[蜂屋町](かもじんじゃ)
 蜂屋町上蜂屋の尾崎に鎮座する神社。太田の縣主神社、坂祝の坂祝神社と合わせて三賀茂神社といわれる。延喜式によると太田の縣主神社が美濃の加茂の縣主を祀ったものとされ、この賀茂神社は加茂川を遡った上流の地に、「上加茂」という位置づけで祀られたとされる。社伝によると、源義家が奥州征伐の時、太田に止宿してこの社を知り、のちに家臣の山田時定(蜂屋出身)に命じて造営させたという。1995(平成7)年のみのかも文化の森整備時に、森の中央部から現在地に社殿を移転新築した。現在の本殿は、その時に合祀した蜂屋町内にあった津島神社からの移築である。
【基本図書】『市史 通史編』p230、『市史 民俗編』p359~361
【図書資料】№3501『市民のための美濃加茂の歴史』p108