美濃加茂事典
飛騨木曽川国定公園(ひだきそがわこくていこうえん)
 飛騨川流域(下呂市から美濃加茂市)と木曽川中流域(瑞浪市付近から愛知県犬山市)をエリアとする国定公園である。面積は約1万8千haで両河川の河川美が特色で、1964年(昭和39)3月に指定された。指定に至るまでは地元の強い働きかけがあった。1959(昭和34)1月、岐阜県と愛知県の3市10町村により「飛騨・木曽川国定公園促進期成同盟」が結成され、渡辺栄一美濃加茂市長が会長となって運動を展開した。1962(昭和37)年4月に国の自然公園審議会が指定の答申をし、2年後に指定された。指定の答申が行われた時にそれを祝賀する会と思われる写真が残っている。公園指定は美濃加茂市の河川観光を進めていく上で、大きな後ろ盾となった。
【基本図書】『市史 通史編』p1110
【図書資料】№14721『写真で見る美濃加茂市五〇年』p9,12,14