美濃加茂事典
節分(せつぶん)
 節分は、年によって二月三日であったり四日であったりする。頭に三画手ぬぐいをかぶった厄はらいの男が「厄をはらいましょう厄おとし」と唱えながらやって来た。家々では「福はうち鬼はそと」と唱えて豆をまく。また、イワシの頭を箸にさし、紙に鬼の絵と十三月と書いて門口にさした。こうすると鬼が月をまちがえて去っていくといわれている。
【基本図書】『市史 民俗編』p105,138
【図書資料】№835『美濃生活絵巻』(上)p104