美濃加茂事典
川井昭夫(かわいあきお)
 1948(昭和23)年、石川県羽咋市生まれ、現在は富山市在住。 1970年代からテレビシーンや雑誌、写真の片隅に映っている観葉植物に興味を持ち、植物をテーマとした制作を始める。 1979年からは、麻布の地色に限りなく近づけた色の絵の具を用い、表面に筆触をのこす絵画や、近年は地表を覆う草の写真を用いて上から油絵の具で線や色をそのまま写すように描く「Photo Painting 叢」シリーズを発表。また石川県、富山県のある集落の民家を展示会場として作品を発表する「野積」というプロジェクトを展開、屋外でのインスタレーションなども試みる。2010年、当館で「みえないように 川井昭夫展」を開催。
【作家情報】川井昭夫
【図書資料】№19096『川井昭夫 -絵画から植物へ 植物から絵画へ-』、№20024『川井昭夫 表現がみえないように』
【美術工芸作品】№713《叢 06-10.12》
【展示情報】2010企画展「みえないように 川井昭夫展」