美濃加茂事典
古井神社(こびじんじゃ)
 美濃加茂市中富町にある神社。現在の古井神社は、1909(明治42)年、中富、清水、津島、八王子神社が合祀されてできた神社である。そのうち、中富神社は、美濃国神名帳の富貴明神に当たるという。社伝によると創建は951 (天暦5)年と古く、1176 (安元2)年に領主源頼政が社地を寄付して社殿を建てたとされる。4月に行われる祭礼の行列にはハイオウ(蠅追)が出る。手に持つ竹のささらで頭をなでられると病気にならないといわれている。
【基本図書】『市史/通史編』p574、『市史/民俗編』p352~354
【図書資料】№835『美濃生活絵巻』(上)、№1311『写真集 明治大正昭和美濃加茂』p41、№3501『市民のための美濃加茂の歴史』p104