美濃加茂事典
雪潭紹璞(せったんしょうぼく)
 「雷雪潭」の異名を持つ臨済宗の名僧。1801 (享和元)年~1873 (明治6)年。紀伊高池(和歌山県東牟婁郡古座川町高池)に生まれる。12歳で紀伊の大泰寺に入り、後、美濃に入り、郡上八幡の慈恩寺、加治田の竜福寺で修行する。一時、紀伊に戻り大泰寺の住持となるが再び来濃し加納の天沢庵を経て、1847 (弘化4)年、妙心寺の命により美濃伊深の正眼寺に入寺して僧堂を開単した。
【基本図書】『市史/通史編』p568,569、『市史/史料編』№566
【図書資料】No.30634『墨痕に咲う―美濃の禅画の世界 白隠と仙厓と―』
【美術資料】No.509「鐘馗図」