美濃加茂事典
佐野えんね(さのえんね)
1901年(明治34年)ドイツのケルンに生まれる。ハノーファー女子高等師範学校を卒業したのち、教職を経てベルリンの古書店に勤務。その古書店にお客として出入りしていた日本人に招かれ、昭和八年、京都のドイツ文化研究所のドイツ語講師として来日。翌年、神戸商科大学(現・神戸大学)の教授であった佐野一彦と結婚。
1945(昭和20)年、戦火を逃れ、夫婦で岐阜県の伊深村(現在の美濃加茂市伊深町)に疎開し戦後も伊深に住み続け、岐阜大学など複数の大学でドイツ語を教え、後に愛知大学の教授になる。教職活動のかたわら、日本の文化を学び、それをドイツに伝え、同時に地元の生徒、主婦、学生、医師などにドイツ語やドイツ文化を伝え、日本とドイツの人々を結ぶ懸け橋を築いた。
1945(昭和20)年、戦火を逃れ、夫婦で岐阜県の伊深村(現在の美濃加茂市伊深町)に疎開し戦後も伊深に住み続け、岐阜大学など複数の大学でドイツ語を教え、後に愛知大学の教授になる。教職活動のかたわら、日本の文化を学び、それをドイツに伝え、同時に地元の生徒、主婦、学生、医師などにドイツ語やドイツ文化を伝え、日本とドイツの人々を結ぶ懸け橋を築いた。