美濃加茂事典
西村京太郎(にしむらきょうたろう)
 1930(昭和5)年生まれの小説家、推理作家。1963年にオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。20代の頃から鉄道が好きで、1978年に十津川警部を主人公にした初の長編『寝台特急殺人事件』を発表。鉄道の流行に乗り、ベストセラーとなる。1981年、上野駅を題材にした『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞受賞。以後、鉄道ミステリーが創作の中心となった。特にローカル線を好んだ、高山本線を舞台にした作品に取り組み、取材旅行にも来ている。『高山本線殺人事件』(光文社、1997年)に寄せた文章で高山本線は景色の変化が「作品の舞台として面白い、楽しい」と書く。他にも『特急ワイドビューひだに乗り損ねた男』『特急ワイドビューひだ殺人事件』『私が愛した高山本線』『十津川警部 高山本線の秘密』などがある。2022(令和4)年没。
【図書資料】No.28953『十津川警部 高山本線の秘密』、No.28954『十津川警部 高山本線の昼と夜』、No.28955『私が愛した高山本線』、No.29535『特急ワイドビューひだ殺人事件』、No.30425『愛と憎しみの高山本線』No.30426『特急ワイドビューひだに乗り損ねた男』