美濃加茂事典
山田正好(やまだまさよし)
 1949(昭和24)年、岐阜県岐阜市に生まれる。1972年、武蔵野美術大学彫刻専攻卒業。1973年、武蔵野美術大学の「パリ賞」を授賞して渡仏し、パリ国立美術学校に学ぶ(セザールに師事)。彫刻には陶や鉄、木など多様な素材を用い、その多くは人体をモチーフとする。コラージュや絵画なども手掛け、表現方法は多彩である。現在はパリ近郊在住。
 作家は「ながれ」をテーマに作品を公募した1991年の美濃加茂彫刻シンポジウムに参加。遊船をセメントで象った作品《遊船風景》を制作した。作品は文化会館の前庭に設置されている。