美濃加茂事典
鬼頭鍋三郎(きとうなべさぶろう)
 1899(明治32)年、愛知県名古屋市生まれ。 1922年、美術研究所「サンサシオン」を設立。 1924年、第5回帝展に初出品。 1927年、第14回光風会展で光風会賞を受賞。 1962年、日本芸術院会員。1968年愛知県立芸術大学教授。 1980年、鬼頭鍋三郎回顧展開催。 1982年没。舞妓の絵で知られる。坂井範一とも交流が深く、鬼頭、坂井、杉本健吉ら名古屋近辺の親しい作家で「通う会」を結成。また、当館での企画展「ある日の情景、緑と子どもたち 名古屋画廊コレクションから」では、1929年頃制作の油彩《風景》50号を展示した。名古屋画廊とは1947年頃より親交があり、1961年から4回個展を開いている。
【作家情報】鬼頭鍋三郎
【図書資料】№1278『坂井範一展 色と形の世界(郷土作家紹介シリ-ズ1)』、№9919『鬼頭鍋三郎展』、№17578『画廊とともに60年-忘れえぬ10人の画家たち-』、№18682『SENSATION サンサシオン1923-33 -名古屋画壇の青春時代-』、№18701『鬼頭鍋三郎 滞欧1954-55』、№19243『すきなものをすきなように 坂井範一展』、№20453『愛知洋画壇物語』
【美術工芸作品】№425《ベニス》
【展示情報】企画展2011「ある日の情景、緑とこどもたち 名古屋画廊コレクションから」