美濃加茂事典
ササクサ(ささくさ)
 暖かい地方の山地や雑木林などの林の中に生える多年草。葉の形がササに似ていることが名の由来とも言われている。8月から10月ごろにかけて花が咲き、その後実をつける。実の先端には、逆さになったトゲの付いた房があり、それが衣服や動物の毛などにつく。取り除こうとして引っ張ると、実は途中から分離し、種子のはいった部分のみが取れるようになっている。服につくとかなり厄介と感じる人も多い「ひっつきむし」。みのかも文化の森の林の中にも多く繁茂する。
【図書資料】№27134『守りたい加茂の豊かな自然』
【植物図鑑】№938