美濃加茂事典
西福寺(さいふくじ)
 美濃加茂市太田本町にある真宗大谷派の寺院。山号は清流山。文明26(1484)年の『如光弟子帳』に記される正法寺の末々道場が太田に存在していたことが知られ、その道場に由来するものと考えられるが、その創建は明確ではない。本山東本願寺からの下賜物の年記によれば、以前からの道場が寛永2(1625)年、寺院に昇格したものである。本尊は阿弥陀如来。親鸞の籠字の六字の名号、蓮如筆の六字の名号などを蔵し、報恩講のほか法話会、門徒修会などが行われている。
【基本図書】『市史/民俗編』p394
【図書資料】№2775『旧中山道太田宿調査報告2(町並)』、№22321『中山道太田宿に生きた人々』