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TOP >展覧会 平成19年度(2007)展覧会>美・粒子展 酒向絵美+渡邉太一郎

美・粒子展 酒向絵美+渡邉太一郎

渡邉太一郎「表層の形態 0608A」2006年
撮影/怡土鉄夫

酒向絵美「空虚なこと」2007年
撮影/岡村喜知郎




 美濃加茂市民ミュージアムでは「地域ゆかりの作家」をテーマに市出身の作家の作品を展覧してまいりました。このたびは、美濃加茂市出身の若き造形作家、酒向絵美(1981-)と渡邉太一郎(1982-)を紹介いたします。
 酒向絵美は名古屋芸術大学を卒業後、愛知教育大学大学院に進学、ガラスを素材として様々な造形表現を試みてきました。現在は石川県に拠点を構え、金沢卯辰山工芸工房で研修生として制作に励んでいます。ガラスという素材に正面から向き合い、多様な表情を捉えてかたちとすることに成功した作品の数々は、研ぎ澄まされた美しさを有しています。
 渡邉太一郎は、京都嵯峨芸術大学短期大学部陶芸コースを卒業後、瀬戸市新世紀工芸館での研修を修了。現在は美濃加茂市に在住し、陶を素材として土の存在そのものを想わせる神秘的な表情を宿した作品制作に取り組んでいます。その制作活動は、木曽川の砂を用いる、市内の田地を利用して野焼きを行うなどこの地と深く結びついています。
 また今回は関連企画として、渡邉太一郎ワークショップとして陶の成形と野焼きを追体験する連続講座も開催いたします。この時に完成した作品は展覧会期間中、併せて展示します。
 ガラス、そして陶。それぞれの素材の粒子が積み重なり形成される造形の世界をお楽しみ頂ければ幸いです。たくさんの可能性を秘めた二つの粒子、作家として大きくなりゆく二人の今をここに刻みます。
会期 平成19年7月7日(土曜日)〜8月5日(日曜日)
時間 9時00分〜17時00分
会場 美濃加茂市民ミュージアム 企画展示室
観覧料 無料
主催 美濃加茂市民ミュージアム

関連講座
●アーティストトーク
日時 平成19年7月7日(土曜日)14時00分〜
内容 酒向絵美、渡邉太一郎が自身の制作活動や作品について語ります。

●渡邉太一郎ワークショップ
日時 平成19年6月23日(土曜日)13時00分〜16時00分
平成19年7月14日(土曜日)10時00分〜16時00分
会場 エントランスホール
申込み 来館またははがきによる事前申込/申込期間:平成19年5月15日〜6月9日
定員 30名
内容 6月23日に土で形を作ります。作った作品は7月14日に美濃加茂市内の田地で野焼きします。
参加料 300円
持ち物 エプロン、タオル

●渡邉太一郎ワークショップ展
日時 平成19年7月21日(土曜日)〜8月5日(日曜日) 9時00分〜17時00分
会場 企画展示室内

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