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小島久弥展 Critical Point 50≒0 ボク達はドコから来て、ドコへ行くのだろう

にしみまど 1997年 みのかも文化の森
にしみまど 1997年 みのかも文化の森

 美濃加茂市民ミュージアムでは「芸術と自然」をテーマとして、開館以来ワークショップや公開制作、展覧会の開催などを通じて現代美術の作家を紹介し、市民と作家が交流する場を提供してまいりました。このたびは名古屋市在住の作家・小島久弥(こじま ひさや/1957〜)を紹介いたします。
 空想と現実などの相反する概念、水や光が変化する瞬間など、様々な現象における“際”を作家は「Critical Point=臨界点」と呼び、テーマとして発表を続けてきました。その制作には、水や植物といった自然物や機械装置に至るまで様々なものが用いられます。平面や立体、映像やインスタレーションなど様々な手法によって表現されたものは、自然に接する作家独特の感性に裏付けられています。
 本展は企画展示室、美術工芸展示室、そして養蚕民家を復元した生活体験館「まゆの家」の三会場にわたるインスタレーションで構成されます。アートボランティアをはじめとする市民参加の関連企画として、9月23日の秋分の日に作家の映像制作を追体験するワークショップを開催、作家が1997年に美濃加茂彫刻シンポジウムで制作した野外彫刻「にしみまど」を巡るよう参加者全員でセットを創り、映像作品の制作を試みます。更に、10月6日には展示室内で詩人・江藤莅夏と共に、映像インスタレーションとポエトリー・リーディングによるパフォーマンスを開催いたします。
 その空間に佇み、作品を目にする者には「臨界点」を行き来する自由が与えられています。自然と人とたわむれ続ける小島久弥の世界に触れ、ひとときの夢をみたような心地よい余韻をお楽しみいただければ幸いに存じます。

会期 2007年9月15日(土曜日)〜10月21日(日曜日)
休館日 9月18日(火曜日)、25日(火曜日)
10月1日(月曜日)、9日(火曜日)、15日(月曜日)
時間 9時00分〜17時00分
会場 美濃加茂市民ミュージアム 企画展示室、美術工芸展示室、生活体験館「まゆの家」
観覧料 無料

関連企画
●アートな1日講座「小島久弥ワークショップ」
内容 「にしみまど」を巡るように敷いた線路の周りに自然の中で見つけた様々なものを置きカメラ付の模型列車を走らせ撮影します。編集した映像作品はDVDにして後日お渡しいたします。
日時 2007年9月23日(日曜日)15時00分〜18時00分(当日14時30分から受付)
参加料 500円
定員 20名
持ち物 自然の中で見つけた宝物
会場 文化の森 「にしみまど」付近

●小島久弥、江藤莅夏によるパフォーマンス 「critical point 50≒0」
内容 小島久弥による、この日限りの映像インスタレーションと、江藤莅夏の詩の朗読で紡がれる降り積もる刻(とき)。その時、あの向こう側ではどんなネイロが響いているの。
日時 2007年10月6日(土曜日)15時00分〜16時00分
会場 企画展示室、美術工芸展示室
観覧料 無料

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