My Space and My Dimension
舩坂芳助 ドローイング・コラージュ展
      舩坂芳助 ドローイング・コラージュ展

 現在、東京に活動の拠点を置く美濃加茂市ゆかりの版画家・舩坂芳助(1939年~)は、 「Lemon」や「My Space and My Dimension(私の空間と次元)」という題名のシリーズで、木版とシルクスクリーンの技法を併用した版画制作を続けてきました。その作品は海外でも高く評価され、国内外のギャラリーや美術館で展覧会やワークショップを多数開催しています。
このような精力的な版画の制作発表を重ねる一方で、舩坂芳助は初期の頃からドローイング・コラージュの制作にも力を入れて取り組んできました。それらの多くは美濃加茂のアトリエで制作されたものであり、その総点数は600点を超えます。
画材にはダーマトグラフの他、墨や和紙など古来から日本の版画に使用されてきた伝統的な素材を使います。極めて薄い和紙の断片に即興性を帯びた色形や線を描き、裏返してキャンバスに貼り重ねていきます。反転した像を重ねていく過程は、何版も重ねて刷り上げる木版画にも通じるものがあります。和紙の厚みを透かして見える色彩は柔らかく奥行を感じさせ、絵の中に独特の空間が生まれます。また自由闊達な墨の描写は、書の美にも似た精神性の高さを感じさせます。日本美術の妙味を宿した抽象的な絵画として、観る者の前に立ち表れてきます。
舩坂のドローイング・コラージュをまとまった点数で一堂に並べる展覧会は今回が初となります。版画とは異なる舩坂芳助の世界観を、新たに体感していただければ幸いです。
        
        
        このような精力的な版画の制作発表を重ねる一方で、舩坂芳助は初期の頃からドローイング・コラージュの制作にも力を入れて取り組んできました。それらの多くは美濃加茂のアトリエで制作されたものであり、その総点数は600点を超えます。
画材にはダーマトグラフの他、墨や和紙など古来から日本の版画に使用されてきた伝統的な素材を使います。極めて薄い和紙の断片に即興性を帯びた色形や線を描き、裏返してキャンバスに貼り重ねていきます。反転した像を重ねていく過程は、何版も重ねて刷り上げる木版画にも通じるものがあります。和紙の厚みを透かして見える色彩は柔らかく奥行を感じさせ、絵の中に独特の空間が生まれます。また自由闊達な墨の描写は、書の美にも似た精神性の高さを感じさせます。日本美術の妙味を宿した抽象的な絵画として、観る者の前に立ち表れてきます。
舩坂のドローイング・コラージュをまとまった点数で一堂に並べる展覧会は今回が初となります。版画とは異なる舩坂芳助の世界観を、新たに体感していただければ幸いです。
展覧会名  | 
            My Space and My Dimension舩坂芳助 ドローイング・コラージュ展 | 
会期  | 
            2022年(令和4年)9月17日(土曜日)~10月23日(日曜日) | 
休館日  | 
            月曜日(ただし祝日の場合は開館し、直後の平日休館) 9/20(火)、26(月)、10/3(月)、11(火)、17(月)  | 
          
時間  | 
            午前9時~午後5時 | 
観覧料  | 
            無料 | 
会場  | 
            美濃加茂市民ミュージアム 企画展示室・美術工芸展示室 | 
主催  | 
            美濃加茂市民ミュージアム | 
関連企画ミュージアムトーク
        内容  | 
            展示室で作家が展示作品や制作活動についてお話しします。 | 
期日  | 
            2022年(令和4年)10月2日(日曜日) | 
時間  | 
            午後1時30分~2時30分 | 
会場  | 
            美濃加茂市民ミュージアム 企画展示室・美術工芸展示室 | 
参加料  | 
            無料 | 
申込方法  | 
            当日受付 | 
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