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景観の彫刻−庭− 笹谷晃生展


景観の彫刻−庭− 笹谷晃生展

 


会期2011年(平成23)9月16日(金曜日)〜10月23日(日曜日)
時間9時〜17時
会場美濃加茂市民ミュージアム 企画展示室、美術工芸展示室
観覧料無料
内容  美濃加茂市民ミュージアムでは「芸術と自然」という観点から、現代美術の展覧会を開催 し、滞在制作やワークショップを通じて市民と作家が交流する場を提供してきました。今 年度は神戸市在住のアーティスト・笹谷晃生(1953年−)を紹介します。
1977年に東京藝術大学美術学部彫刻科を卒業した作家は「環境」をテーマとした制作を続 けています。銅や鉄、陶やガラスを用い、植物や雲、大気や湿度といった人を取り囲む自 然の現象に着目した彫刻を多数手がけてきました。その評価は高く、1992年にKAJIMA彫刻 コンクール金賞を受賞、1998年にはタカシマヤ美術賞を受賞しました。1980年代末以降に は美濃加茂市太田町にありましたギャラリーFで個展を重ねて開いており、美濃加茂市に ゆかりのある作家の一人です。大学卒業後の関東地域を中心とする創作活動と作品発表の 後、現在は神戸芸術工科大学の教授を務め、関西や名古屋を中心としてその活動を展開し ています。 
笹谷晃生が手がける彫刻には、硬質な素材の肌合い、鋭い垂直線、曲線による有機的なか たち、様々な表情をみせる作品には、洗練された美しさが宿っています。しかし作家は彫 刻を制作するだけではなく、作品を置いたときの空間の「景観」を強く意識してきました。 その表現の根底には、日本の伝統的な自然観を感じることができます。日本の空間芸術の ひとつである庭は、自然の姿を思い描きながら石や草木を理想どおりに配置し完成されま す。制作者は時には心地よい生活空間を作り出すために、庭の外に広がる自然風景をも背 景に採り入れるなど、あるがままの自然の姿を創作の一部としました。笹谷晃生は、そう した古来より根付いている自然への潜在的な感覚に、今日的な環境に対する意識を重ね合 わせ、独自の世界観を表現しています。
この展覧会では、複数の作品によって構成されるインスタレーションを発表します。「景 観の彫刻―庭―」と題して、作家は室内空間でありながら彫刻群によってつくりだされる 庭園を構想し、日常とは異なる時間が流れる空間の実現を目指します。
現代を生きる私たちは、自然に関する様々な課題を持ち続けています。私たち自身の在り 方が問われる今、自然とともにある人の創作の原点のひとつを見つめなおすことができれ ばと思います。森の木々に囲まれたミュージアムで、笹谷晃生が作り出す「庭」をお楽し みください。
関連企画
名称アートな1日講座 笹谷晃生ワークショップ+アーティストトーク
内容作家が捉えた自然のイメージの図案に自由な彩色をし、縮小プリントして小さな切手の作品をつくります。出来上がった作品は持ち帰っていただくことができます。
開催日2011年9月25日(日曜日)
時間13時00分〜16時00分
会場みのかも文化の森 エントランスホール
参加費100円
定員20名
申込方法当日受付(30分前より)
名称サテライト会場 きそがわ日和2011 笹谷晃生
内容木曽川河川敷の中山道太田宿界隈で開かれるアートプロジェクト「きそがわ日和2011」にサテライト会場として展覧会が開催されます。昭和初期の日本家屋を再生させた家具店の木造の空間と響きあう展示を目指して、小さな作品を中心に構成されます。
開催日2011年9月18日(日曜日)〜25日(日曜日)
時間10時00分〜17時00分
会場HUTTE FURNITURE (岐阜県美濃加茂市太田本町1-7-2)
観覧料無料
問合先きそがわ日和実行委員会  ホームページはこちら
〒505-0042 岐阜県美濃加茂市太田本町1-7-1 コクウ珈琲内
Tel・Fax:0574-49-9840
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