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自然線人工線 眞板雅文展


 
「自然線・人工線」
「自然線・人工線」


会期2012年2月5日(日曜日)〜3月20日(火曜日・祝日)
時間午前9時〜午後5時
観覧料無料
会場美濃加茂市民ミュージアム 美術工芸展示室
主催美濃加茂市民ミュージアム
内容   眞板雅文(1944〜2009年)は、イタリアの国際美術展「ベネチア・ビエンナーレ」に日本代表として2回選ばれるなど、国内外で幅広く活躍した作家です。 自然の風景に想を得た力強い彫刻や環境造形を手がけました。
 1988年に美濃加茂彫刻シンポジウムで制作された眞板の野外彫刻は、今も市内で見ることができます。みのかも文化の森の敷地内にも妻の充江氏から寄贈を受けた作品《時》があります。鉄板の表面が水で満たされるこの彫刻は、眞板雅文の創作を振り返る上で、重要な作品のひとつと言えます。
 後年の活動から彫刻家としての面が広く知られていますが、1970年代には写真やコラージュなどに取り組みました。特に海をモチーフにした作品の多くには、自然界に存在する線と人工的な線の重なりを見出すことに惹かれ、自身と自然との関係を模索した跡を読み解く事ができます。また、こうした姿勢は大型彫刻の制作にも繋がります。 海や水のイメージを採り入れた平面作品は、壮大な大地の景や自然の循環を表した眞板の原点とも言えるのではないでしょうか。
 この展覧会は、作家が初期から意識していた「水」をひとつの糸口としています。1970年代の写真を用いたコラージュや当館の収蔵品を含む彫刻を展示し、その歩みを辿ります。
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