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美濃加茂市・早稲田大学 文化交流事業 共催展 岡本一平展 −世態人情を描く−


美濃加茂市・早稲田大学 文化交流事業 共催展 岡本一平展 −世態人情を描く−

 美濃加茂市古井町は、大正から昭和にかけて人気を博した漫画家・岡本一平の終焉の地です。
東京藝術大学に在学中から東京朝日新聞に漫画を描き始めた一平は、大正元年に同社に入社します。以降、社会面にコマ画を描き、やがて漫画に短い文章を添えた「漫画漫文」という新しいスタイルを生み出します。機知に富んだ洒脱な漫画と短文は、当時の人々の心を捉えました。また、日本初の漫画団体を結成し後進を育てるなど、今に続く漫画の地位を確立させた一平の功績は大変重要です。
一平の活動は漫画や絵画だけではなく、小説や脚本など文学や演劇の世界にも広がりをみせました。早稲田大学演劇博物館には、一平が昭和4年に東京朝日新聞に連載した役者絵集「新水や空 俳優の部」の原画が収蔵されています。この作品は、美濃国加茂郡太田村(現美濃加茂市太田本町)出身の坪内逍遙が執筆を依頼したことが契機となって生まれました。逍遙と一平そして一平の妻・かの子を交えた交流に触れつつ、作品成立の背景を紹介します。本展は、早稲田大学と美濃加茂市の文化交流の一環として行われ、美濃加茂市民ミュージアムでの開催につづき、早稲田大学「125記念室」で開催いたします。
また、戦時中に岐阜県西白川村に疎開した一平は俳句や川柳、狂俳の要素を織り交ぜ自由に表現する「漫俳」を提唱、その翌年に美濃加茂へ転居し文芸活動を展開しています。この展覧会では多数の漫画やその原画、肉筆画や漫俳資料、遺品などを展覧し、一平の足跡を辿ります。

●美濃加茂市民ミュージアム
会期 2013(平成25)年2月9日(土曜日)〜3月24日(日曜日)
時間 9時〜17時
休館日 2月12日、18日、25日、26日、3月4日、11日、18日
会場 美濃加茂市民ミュージアム 企画展示室・美術工芸展示室
観覧料200円(高校生以下無料)
問い合わせ先 みのかも文化の森 美濃加茂市民ミュージアム
〒505-0004 岐阜県美濃加茂市蜂屋町上蜂屋3299-1
TEL:0574-28-1110 FAX:0574-28-1104
http://www.forest.minokamo.gifu.jp/

●早稲田大学大隈記念タワー125記念室
会期 2013(平成25)年4月12日(金曜日)〜5月31日(金曜日)
休室日 4月28日〜5月6日、4月14日、21日、5月12日、19日、26日
会場 早稲田大学大隈記念タワー10階「125記念室」
入場料無料
問い合わせ先 早稲田大学 文化推進部 文化企画課
〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1-6-1 大隈記念タワー2階
TEL:03-5272-4783  FAX:03-5272-4784


関連行事 美濃加茂会場
名称 ■ミュージアムフォーラム「漫画史のなかの岡本一平」
日時2013年2月17日(日曜日) 14:00〜15:30
会場研修室
聴講料無料
講師湯本豪一氏 (漫画史研究家)
内容 漫画のパイオニアと呼ばれる岡本一平。一平が活躍した時代の漫画界の様子や一平の歴史上の位置づけ等についてお話いただきます。
定員42名
申込方法当日13:30より受付


名称 ■ミュージアムイベント「バスツアー:岡本一平ゆかりの地」
日時2013年3月10日(日曜日) 12:00〜16:00
集合場所みのかも文化の森 エントランスホール
講師黒野こうき氏(地方史研究家)
内容 『岐阜の岡本一平 聖家族からの解放』の著者・黒野こうき氏による案内で、東京から疎開 した一平が漫俳運動を始めた加茂郡白川町、一平の居宅を復元した絲遊庵(美濃加茂市内)など、一平ゆかりの地を巡ります。
定員20名
参加料500円
申込方法 事前申込(申込期間:2月1日〜2月19日必着)
はがき、ご来館、文化の森ホームページ講座申し込み専用フォームのいずれかの方法でお申し込みください。


名称 ■ミュージアムトーク
日時 2013年2月10日(日曜日) 、3月9日(土曜日) 14:00〜15:00
会場みのかも文化の森 緑のホール
内容 当館学芸員による岡本一平の「新水や空」のスライドレクチャーの後、展示室をご案内いたします。
参加料 企画展観覧料





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