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里山のオカイコサマ‐美濃加茂の養蚕−展


里山のオカイコサマ‐美濃加茂の養蚕−展


会期 2014(平成26)年4月19日(土曜日)〜6月1日(日曜日)
時間 午前9時〜午後5時
会期中の休館日  4月21日(月)・28日(月)・5月7日(水)・12日(月)・19日(月)・26日(月)
会場 美濃加茂市民ミュージアム 企画展示室
観覧料 無料
内容  岐阜県南部は古くから養蚕がさかんであり、中世では美濃のすべての荘園から絹を納めていました。近代以降は海外へ輸出するために、生糸の生産が全国規模で行われました。
美濃加茂では明治期、養蚕伝習場や養蚕模範場といった施設がつくられ、養蚕の技術を身につけようとする動きが見られます。大正期には、現在の美濃加茂市にあたる8カ町村の全戸数に対し平均して6割の家が養蚕を営んでいました。1918(大正7)年、古井村(現・美濃加茂市本郷町)に、地元の製糸工場と合併して郡是製糸美濃工場が進出すると、この市域の養蚕業はますます活気づくこととなりました。また、市を流れる木曽川沿いは砂地部分が多く、桑がよく育つ土壌条件がありました。
明治期から昭和初期、カイコの飼育は座敷飼いとよばれる普段は人間が生活する場所で行っていました。このため、その頃に建てられた家は養蚕をするのに適した構造で建てられました。現在に残る家もあり、当時の雰囲気を偲ばせます。
養蚕にたずさわる人々はその年の繭の収穫を願い、神棚に供え物をしたり、養蚕祈願にでかけたりしました。これらは田畑の農耕儀礼と同様、養蚕に対しても行われたということであり、「オカイコサマ」の飼育は、自然の恵みとともにあった里山の暮らしの中で営まれたことを物語ります。本展では、養蚕にかかわる資料を展示し、失われつつある生業の記憶をたどります。


関連事業


名称ミュージアムイベント「まるわかり!カイコ (1)生きものカイコ」
内容カイコのことなら何でも知っているカイコ博士からお話を聞きます。親子歓迎。
講師相模原市立博物館学芸員 秋山幸也氏
日時2014年5月25日(日)13:30〜15:00
会場生活体験館(まゆの家)
申し込み方法当日受付(30分前より)
参加料100円
定員20名


名称ミュージアムイベント「まるわかり!カイコ (2)暮らしカイコ」
内容かつて座敷で飼われたカイコ。ボランティアさんから養蚕のお話を聞きます。親子歓迎。
日時2014年5月31日(土)10:00〜12:00
会場生活体験館(まゆの家)
申し込み方法当日受付(30分前より)
参加料100円
定員20名


名称ミュージアムトーク
内容当館学芸員が展示の解説をおこないます。
日時2014年5月4日(日)、27日(火) いずれも(1)11:00〜 (2)14:00〜
会場 企画展示室
申し込み方法※申込不要  時間までに会場へお越しください。
参加料無料


名称「国際博物館の日」記念事業
内容2014年5月18日(日)は、「国際博物館の日」です。来場者にカイコのマユを差し上げます。先着20名。




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