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みのかも定住自立圏事業 加茂の遺跡 展


みのかも定住自立圏事業 加茂の遺跡 展

 1万年をさかのぼる歴史が知られる、加茂という地域については、各時代の遺跡が今も現地に残されています。そこでは長年にわたって発掘などの調査が行われてきたことで、確かにこの地域に暮らしていた、古代の人々の営みを知ることができるようになってきました。また、そのような契機となった遺跡の発見や調査にあたり、研究者をはじめとする多くの市民が果たした役割も見のがすことはできません。
 本展では、これまでの考古学を中心とした研究の成果と共に、伝えられてきた文化遺産や歴史と地域、関連する市民活動を紹介します。展示を通じ、今後、私たちがこれらとどのように関わり合っていくのか考える機会になれば幸いです。


会期 2014(平成26)年12月6日(土曜日)〜2015(平成27)年2月1日(日曜日)/45日間
休館日 月曜休館ただし祝日の場合は開館し翌火曜日に休館(12月8日,15日,22日,1月5日,13日,19,日,26日)、年末年始(12月29日〜1月3日)
会場 美濃加茂市民ミュージアム企画展示室
観覧料 無料
関係機関 美濃加茂市、坂祝町、富加町、川辺町、七宗町、八百津町、白川町、東白川村及び教育委員会、加茂の文化遺産探訪実行委員会、NPO法人古代邇波の里・文化遺産ネットワーク
定住自立圏
事業構想
継続的に暮らし続けることができるような、住みやすいエリアを目指す計画を「定住自立圏構想」といいます。 この事業は、人口5万人以上の「中心市」を定め、中心市と近隣の町村が協力し、まちづくりを行っていくものです。 美濃加茂市は、近隣の町村や民間企業等と協定を結び、加茂エリア全体の活性化を目指して活動しています。 現在は市町村でお互いの良いところを活かしあい、協力した活動が進められています。 本展は、その一環として開催されます。 おんさい!みのかも定住自立圏



主な関連事業
名称ミュージアムトーク【歴史にさわる】
日付平成26年12月11日(木曜日)、平成27年1月11日(日曜日)
時間(1)11時〜12時、(2)13時〜14時
会場企画展示室
参加料無料
申込当日受付
内容展示室では、この地域で発掘・発見されたホンモノの出土品を手にとって、自由に確かめることのできるコーナーがあります。 そのうち上記日程では企画展の解説と併せて、博物館のスタッフと気軽にお話しながら、ゆっくりと体験することができます。
 歴史にさわる


名称ミュージアムトーク【セッション】
日付平成26年12月21日(日曜日)
時間13時30分〜14時30分
会場企画展示室
参加料無料
申込当日受付
内容 展示室では、地域の文化遺産について関心をもった方々が調査した記録を紹介しています。 実際に調査したみなさんが、出会い感じたこと、わかったことをお伝えします。
協力小中学生、岐阜県立関高等学校・礼文島調査チーム、坂祝町郷土史研究会 ほか
「文化財DEビンゴで大発見!」
長瀬良磨さん(蜂屋小3年)


名称加茂の文化遺産探訪
日付平成27年1月20日(火曜日)
時間9時30分〜15時30分
参加料100円
定員20名
申込美濃加茂市民ミュージアムへ事前申し込み、先着順
内容 加茂郡内の史跡や博物館など、各地の文化遺産をバスで巡ります。


名称ミュージアムフォーラム「文化遺産と市民−その関わり合いを考える 2015」
日付平成27年1月31日(土曜日)
時間13時〜15時30分
会場美濃加茂市民ミュージアム  緑のホール(120名収容)
参加料無料
申込当日受付
内容 事例報告、パネルディスカッション
私たちの暮らす「まち」には、先人により文化財、博物館資料、歴史的遺産、文化遺産などと呼ばれるような多くのものが、大切に守り伝えられてきました。近年、それらの魅力や価値を現代に生きる私たち自身が新たに引き出すことで、人々との関わり合いを深めたり広げたりする活動が取り組まれています。
 フォーラムを通じて、様々に活動し、関心のある方々が出会い、交流することで、現状と今後を考えます。




【展覧会コラム】文化遺産×わたしたち −加茂の文化遺産探訪実行委員会

地域の文化遺産を探訪して、参加した人々が互いに関わり合いを深めていく活動が、3年目となりました。


写真1(10/10)は、昨年移転した坂祝町郷土資料館の展示室です。富加町の資料館サポーター「とみかの歴史を学ぶ 会」のメンバーが、見学に訪れました。お迎えしたのは、展示作業とその後の管理などに携わっている坂祝町郷土史研究会のみなさんです。坂祝町の民俗資料を紹介しながら、昔の暮らしの思い出を語り合ったり、富加町の資料と比べたりすることができました。
写真1
 
写真2(10/11)は、坂祝町にある西館で開催された資料紹介展示です。「深萱の農村舞台」(岐阜県重要有形民俗文 化財)で行われた東白川村歌舞伎公演を記念したものです。会場では、明治時代に上演された芝居の台本をはじめ、 住民が所蔵している農村舞台に関連する写真が展示されました。特に、写真とそれにまつわる思い出を集めるなどの調査・資料収集活動は、坂祝町郷土史研究会を中心に加茂の文化遺産探訪実行委員会が協力しました。
写真2
 
写真3(10/30)は、旧八百津発電所資料館で行われた収蔵品の整理・調査活動です。今回は、考古資料に注目しました。発電所資料収集展示研究会をはじめとする八百津町住民のみなさんや実行委員会メンバーにより、町内から出土したホンモノの縄文土器などを手に取って、それらを清掃・収納していきました。小さな破片の文様や出土時の記録がないかと確かめたり、互いの発見を語り合ったりすることで、楽しい時間が過ぎました。
写真3



文化の森・坂祝町中央公民館・富加町郷土資料館・旧八百津発電所資料館でそれぞれに活躍していた方々が交流を深め、つながってきています。
「加茂」で暮らす私たちの経験・記憶・感じ方・知識と博物館が出会うところから、この活動は始まります。 今後はさらに、そこで楽しそうに活動している人々に惹かれながら「新たな関わり」が生まれること、それが地域のあたたかな「絆」として、大切に蓄えられていくことが期待されます。
*活動に関するお問い合わせは、みのかも文化の森 まで。
TEL 0574-28-1110  museum@forest.minokamo.gifu.jp


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