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収蔵品展 蚕とまゆ展


収蔵品展 蚕とまゆ展

 みのかも文化の森の生活体験館、通称「まゆの家」は、かつて美濃加茂に建てられていた養蚕民家を復元したもので、 養蚕のための工夫がいろいろなところでみられます。 たとえば天井に設けられた障子窓は、飼育の際、部屋を暖めるために用いた火鉢の煙抜きをするためのものです。 また家の周りの縁側は、カイコのエサのクワを部屋の中へ運び込むのに便利でした。
 美濃加茂の養蚕は、明治期に始まり昭和40年代頃まで盛んに行われました。 カイコは飼育の時期で、春蚕(はるこ)、夏蚕(なつこ)、秋蚕(しゅうこ)、晩秋蚕(ばんしゅうこ)と呼ばれ、 冬以外の1年を通して飼育されました。ふ化から繭までは、およそ30日かかります。 母屋の部屋に目棚(めだな)という棚を設置し、そこで飼育をしたため、 「座敷飼い(ざしきがい)」と呼ばれました。飼育のあいだ、人は納戸(なんど)や土間で寝食をしました。 「まゆの家」は、人の生活よりも大事にされた「おかいこさま」の歴史がつまっています。
 本展では、「まゆの家」にボランティアによって目棚を作り、飼育の様子を再現します。 民具展示館では、飼育の道具を展示し、使い方を紹介します。 関連講座は6月25日(土)に「真綿づくり」を行います。


会期2016(平成28)年4月23日(土曜日)~8月28日(日曜日)
時間9時~17時
休館日月曜日(ただし祝日の場合は開館し、直後の平日休館)
会場みのかも文化の森 民具展示館・まゆの家(生活体験館)
観覧料無料


関連事業
名称ていねいな暮らし講座 真綿づくり
内容カイコのまゆから真綿を作ります。真綿の用途を知ります。
持ち物タオル
日時2016(平成28)年6 月25 日(土曜日) 10:00~12:00
会場まゆの家(生活体験館)
参加料200円
定員20名
申し込み方法当日受付(30分前より)


名称年中行事 七夕かざり
内容七夕をかざり、畑のなりもの(野菜)をそなえます。自由観覧
日時2016(平成28)年6 月25 日(土)~ 7 月7 日(木)
会場まゆの家(生活体験館)


名称ていねいな暮らし講座 夏を染める
内容夏の草木で絹布を染めます。親子歓迎
持ち物エプロン
日時2016(平成28)年8 月6 日(土) 9:30 ~ 12:00
場所まゆの家(生活体験館)
参加料1,000 円
定員20名
申し込み方法 当日受付(30分前より)



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