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第41回岐阜県移動美術館ひとをかくひと


第41回岐阜県移動美術館ひとをかくひと

  1982年の開館以来、県民の文化芸術活動の拠点として親しまれる岐阜県美術館。岐阜県に関係する作家の作品やオディロン・ルドンを収集方針の柱として、現在4000点を超える美術作品を収蔵しています。
 岐阜県美術館はこの地域を支えた近現代の作家研究を先駆的に行ってきました。その功績は、充実した近現代美術コレクションに反映されています。今回の移動美術館では、それらの中から人物画に焦点を当てた展覧会を開催します。明治期以降から現代に至る日本画・洋画32点を展覧いたします。
  明治時代、油絵を志した者たちは西欧の絵画技法に触れ、日本の画題を探し描くことに腐心しました。また日本画家は、日本画の画材を用いながら西洋風の描写を採りいれるような新しい表現に挑んでいきます。時代を下るにつれ、日本画と洋画という技法の枠を超えた自由な展開も生まれてきます。
 西欧美術の思想を受け、自己をモデルとした内省的な自画像、親しい人々を描きのこした肖像画、女性の美を讃える美人画、西欧の表現技法を用いて日本の人々の暮らしを表そうとした風俗画など、写生を基とした近現代の人物画は、作家の様々な意図や作家と描かれた人物との心理的な関係を表すものです。
 そうした人物画には、作家自身の「ひと」に対する鋭い洞察の跡がのこされています。そしてまた、移りゆく時代の中で新しい技法や画題への探求に心を傾けた、作家たちの意志が見えてきます。本展では絵画に描かれた「ひと」と、誰かを描こうとした「ひと」たちのまなざしと思いを探ります。



会期2016(平成28)年9月17日(土曜日)~10月23日(日曜日)
会期中の
休館日
9月20日(火曜日),26日(月曜日)
10月3日(月曜日),11日(火曜日),17日(月曜日)
観覧料一般300円(200円)、高校生以下無料
( )は20名以上の団体料金 かるちすとくらぶ会員は無料
主催岐阜県美術館、美濃加茂市民ミュージアム


関連企画

名称ミュージアムフォーラム「ひとをかくとき-岐阜県美術館の所蔵作品を中心に」
本展には岐阜県養老郡出身の日本画家・土屋禮一(1946年~)の≪Y子≫を展示します。画家は近年、主に神秘的な大地や自然の風景を発表していますが、1960年代後半から70年代にかけて、また折に触れて人物画を制作してきました。そこで、岐阜県美術館で所蔵する人物画を中心として、自身の制作についてお話しいただきます。
なお岐阜県美術館で開催する「特集展示 土屋輝雄・禮一展」(8月30日(火)~10月16日(日))には、自画像が展示されます。
日時9月24日(土曜日)14:00~15:30(当日13:30から受付)
会場みのかも文化の森 研修室
聴講料無料
定員42名
講師土屋禮一 (禮の字はネ辺に豊と記す)


名称 ミュージアムトーク
当館学芸員が展示室をご案内いたします。
日時2016年9月25日(日曜日)10時~、10月8日(土曜日)13時30分~
参加料企画展観覧料が必要





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