夏の展覧会  このあたりの自然-加茂地区の生物多様性調査からみえてきたこと-
夏の展覧会 このあたりの自然-加茂地区の生物多様性調査からみえてきたこと-


 わたしたちの住む加茂地域には、豊かな自然が残っています。
 「いろいろな種類の生き物がいること」
 「同じ種類でも異なる個性のものがある・いること」
 「生き物が住むための環境が様々であること」  この3つが、より豊かな自然環境であると言えます。
 今回の展覧会では、この地域の自然の「今」を標本や記録写真などをもとにご紹介します。
 平成27年度から美濃加茂自然史研究会が中心となり、みのかも定住自立圏内※で、地元の調査員の皆さんと一緒に加茂地区に生息する動物や植物の調査をおこなってきました。調査を通じて、この地域の自然の豊かさや多様性、環境の変化など確認されています。今回はこの調査から分かってきたことのほか、時にワクワク楽しみながら、時に野生の生き物の気配を感じながらおこなってきた調査の様子もご紹介できたらと考えます。
 わたしたちを取り巻いている自然は刻一刻と変化しています。あらためてこの地域の良さに気づき、わたしたちの暮らしと自然との関わりについても考える機会となることを願います。
 ※美濃加茂市、坂祝町、富加町、八百津町、川辺町、七宗町、白川町、東白川村の8市町村です。


会期: 平成29年7月15日(土曜日)~8月27日(日曜日)
時間: 午前9時~午後5時
休館日: 7/18(火曜日),7/24日(月曜日),7/31日(月曜日),8/7(月曜日),8/14日(月曜日),8/21日(月曜日)
会場: 美濃加茂市民ミュージアム、企画展示室
展示協力: 美濃加茂自然史研究会
入場料: 無料
関連行事
名称: サイエンスカフェ
期日: 平成29年8月26日(土曜日) 
時間: 14時00分~15時30分
参加料: 500円(飲み物代)
定員: 20名(高校生以上)、事前申込(7月8日~8月6日まで)
申し込み方法: (1)ご来館
(2)ハガキ(住所・氏名・電話番号・希望講座を記入)
(3)文化の森ホームページの講座申込フォームから ※応募多数の場合は抽選
講師: 向井貴彦さん(岐阜大学地域科学部 准教授)
内容: 向井さんは、物心ついたときから身の回りのいきものが好きで、その姿や生態に興味を持ち、魚類を中心に研究を続けてきましたが、昨今の動植物が絶滅の危機に瀕している現状に危機感を抱いています。これまでのフィールドでの調査研究をもとに、身近な魚たちの住む環境や外来種の問題について話しをします。
お茶を飲みながら、ゆったり語り合いませんか。

名称: プレ企画「おでかけ講座 七宗へ」
期日: 平成29年6月25日(日曜日)
時間: 10時00分~12時00分
参加料: 100円
定員: 20名、電話による事前申込(6月13日~6月20日まで)
講師: 七宗町地域おこし協力隊 土屋朋子さん
美濃加茂自然史研究会 安藤志郎さん
内容: 七宗町の自然の素敵、魅力について知る講座です。
植物の観察のほか、地域おこし協力隊による「七宗の魅力」のお話。

名称: 夏休み子ども講座「チョウのはね」
期日: 平成29年7月22日(土曜日)
時間: 10時00分~15時00分
参加料: 300円
定員: 定員8名(対象は小中学生)、事前申込(6月30日まで)
申し込み方法: (1)ご来館
(2)ハガキ(住所・氏名・電話番号・希望講座を記入)
(3)文化の森ホームページの講座申込フォームから ※応募多数の場合は抽選
講師: 当館学芸員
内容: チョウのはねのりん紛転写でチョウの標本をつくります。

名称: 夏休み子ども講座「しょくぶつの押し葉で標本づくり」
期日: 平成29年8月6日(日曜日)
時間: 10時00分~15時00分
参加料: 300円程度
定員: 定員10名(対象は小中学生)、事前申込(6月30日まで)
申し込み方法: (1)ご来館
(2)ハガキ(住所・氏名・電話番号・希望講座を記入)
(3)文化の森ホームページの講座申込フォームから ※応募多数の場合は抽選
講師: 岐阜大学学生ほか
内容: 身近なしょくぶつをあつめて押し葉にします。そこにあった証拠としての大切な「標本」を作ります。

名称: 調査員トーク
期日・時間: (1)平成29年7月30日(日曜日) 10時00分~11時00分
(2)平成29年8月26日(土曜日) 16時00分~17時00分
参加料: 無料
定員: 申込不要
内容: 調査を行った美濃加茂自然史研究会のメンバーによるミュージアムトークです。

名称: 今どうなっている?「調査の報告会」
期日: 平成29年8月26日(土曜日)
時間: 17時30分~19時00分
参加料: 無料
定員: 120名、申し込みは不要
内容: これまでの生物多様性調査の中から分かってきたことなどを報告いたします。
(主催 美濃加茂自然史研究会、美濃加茂市民ミュージアム)