活動風景紹介
1年生 国語科「たぬきの糸車」
〇内容
 文化の森には、昭和30年代に美濃加茂市内で多く見られた
養蚕家屋を再現して建てた「生活体験館(まゆの家)」があり
ます。この家は、国語科『たぬきの糸車』の舞台となっている
「山奥の一軒家」と趣が似ています。この「生活体験館(まゆ
の家)」の中で学習することで、『たぬきの糸車』の世界を体
感することができます。

〇R3年度実施校
 ※今年度は、新型コロナウイルス感染症対策で活動が実施で
きない期間と『たぬきの糸車』の活動時期が重なったため、実
施できなかった学校が多くありました。
 1/14 山之上小1年生

 「生活体験館(まゆの家)」の外観です。
この日は雪が降っていました。
 いつも自分たちが住んでいる家とは違った
雰囲気のする「生活体験館(まゆの家)」を
見て、中に入る前からすでに、子どもたちの
興味は高まっています。


 「生活体験館(まゆの家)」の中で、障子
に映した影絵のスライドを見ながら、みのか
も「声のドラマ」の会の方による『たぬきの
糸車』の朗読を聴きます。素敵な朗読に憧れ
の気持ちを抱いた児童は、学校や家での音読
練習のときに真似をして読もうとすることで
音読の上達につながっているようです。


 障子を挟んで右側の部屋の中では、糸車を
回す体験をしています。一人一人回してみる
ことで、物語では「キーカラカラ、キークル
クル」と表現されている糸車の実際の音を間
近で聴くことができます。また、左側の縁側
では、物語の場面に合わせて、たぬきになり
きった児童が、糸車を回す様子を覗き見しな
がら、糸車を回す真似をしています。


 「生活体験館(まゆの家)」の探検です。
『たぬきの糸車』に登場するけれど、子ども
たちにとっては馴染みの薄い「板戸」「板の
間」「土間」「(破れ)障子」などを見て回
り、たぬきが糸車を回していた「山奥の一軒
家」のイメージを膨らませ、物語をより味わ
うことができます。