活動風景紹介
6年生 理科「大地のつくりと変化」
〇内容
 市内でみられる地層を学芸員とともに観察し、それぞれの地
層の特徴から、水、もしくは火山のどちらのはたらきでできた
地層かを考えます。木曽川の川底から425本もの珪化木群が
みつかっている化石林公園や、蜂屋累層と名前のついた凝灰角
礫岩の地層など、全国的にも珍しい地層を観察することができ
ます。

〇R3年度実施校
 ※今年度は、新型コロナウイルス感染症対策として、日付や
時間を分けて1クラスずつ来館するなど、分散して活動してい
ます。
  9/30 蜂屋小6年1組・3組 
 10/1 蜂屋小6年2組
 11/11 山手小6年1組・2組
 11/11 山手小6年3組
 12/10 下米田小6年生
 12/14 古井小6年1組・2組
 12/15 古井小6年3組
 12/23 伊深小6年生

 蜂屋町広橋の地層の観察です。
 泥岩(砂岩)の地層の上に、凝灰角礫岩の
地層が重なっている、おもしろい地層です。
水のはたらきでできた地層と火山のはたらき
でできた地層を一度に見比べることができる
ため、その違いや特徴を捉えやすい地層で
す。実際に触れてみることで、硬さや質感の
違いにも気付くことができます。


 岩石標本の観察です。
 広橋の地層でも観察した「泥岩」「砂岩」
「業界角礫岩」に加え、「礫岩」「花崗岩」
「亜炭」などの標本を、ルーペを使ってじっ
くり観察し、その特徴から、水と火山のどち
らの働きでできた岩石かを調べ、岩石の名前
を判別するところまで学習します。


 珪化木(木の化石)の観察です。
 例年は木曽川沿いの化石林公園へ行き、川
床の化石林の様子を想像しながら観察を行っ
ていますが、今年度は大雨で運ばれてきた土
砂が化石林公園に堆積し、現地での観察がで
きなかったため、常設展示室に展示されてい
る珪化木を観察しました。


 文化の森のボーリング資料の観察です。
 文化の森の地面を細い筒のような状態で掘
り進めていく過程で採取した土や岩盤の資料
(ボーリング資料)を順に並べ、観察しま
す。地表面から地中深くに向かっていく中で
土の性質が変化している様子を確認したり、
2つの地点の資料を見比べてみることで、同
じ深さの地点でも違う性質の土があることに
気付いたりすることができます。