活動風景紹介
3年生 社会科「市のうつりかわり」
約70~80年前の日本の暮らしについて、「生活体験館(まゆの
家)」周辺で本物の道具を使い、昔の人の生活を体験学習しま
す。洗濯板で洗濯、七厘で火起こし、炭火アイロン、石臼挽きな
ど、実際に体験することで現代との違いや昔ならではの工夫を見
つけます。
「生活体験館(まゆの家)」室内では昔の道具調べをします。
「オカッテ」での電気やガスのない台所仕事や、箱膳について実
物を見ながら話を聞きます。暗い部屋でろうそく(行灯)、石油
ランプ、はだか電球を順に灯して明かりのうつりかわりを知るほ
か、火起こしで使った炭を火鉢に入れて暖をとり、大切な炭を無
駄なく使いきるくらしの工夫について考えます。
こうした本物に触れる学習を通して、「昔のくらし」への理解が
深まります。

R6年度 実施校
10/22    山之上小3年生
12/19    多治見市立南姫小3年生
2/5      下米田小3年生
2/6・7     加茂野小3年生 
2/18・19   古井小3年生
2/20     三和小・伊深小3・4年生
2/27     山手小3年生

 洗濯板を使って洗濯をします。寒い日でも、腕
まくりをして冷たい水の中に手を入れて丁寧に洗
濯をします。グループ全員でバケツ2杯分の水だ
けで洗濯することで、昔の水の使い方について考
えることができます。


 七厘で火起こしをします。作業工程が多くある
ため、一人一人がしっかり話を聞き、手順通りに
作業をすることが重要です。ガスコンロと比べて
なかなか火がつかないことから、火を使うときの
手間を知ることができます。


 七厘で火起こしをしたときに残った炭を使って
炭火アイロン体験をします。アイロンを持ったと
きの重さや、霧吹きとあわせて使うことでシワが
のびる様子に驚きが広がります。また、火のしア
イロンから現代のスチームアイロンまでのうつり
かわりについても学習することができます。


 石臼で大豆を挽いてきな粉にします。まずは観
察して、どのようにして粉になっているのか仕組
みを考えます。上臼、下臼に溝がついていること
や回す向きなど、実際に見て触ることで分かる工
夫がたくさんあります。