活動風景紹介
6年生 社会科「縄文のむらから古墳のくにへ」
 みのかも文化の森の常設展示室には、美濃加茂市内や近隣市町
村の遺跡から出土した遺物(土器や石器)が展示されています。
本物の遺物をじっくり観察したり触れてみたりすることで、教科
書では得られない気づきがより深い学びにつながります。また、
自分たちの住むまちにも遺跡や遺物が存在していることを知り、
歴史をより身近に感じることができました。

令和7年度 実施校
4/25       山之上小 6年生
4/30・5/1・2  古井小 6年生
5/28       蜂屋小 6年生
6/18・19     太田小 6年生
6/25・26     加茂野小 6年生
7/3         下米田小 6年生

 常設展示室の学習では、本物の縄文土器と弥生
土器を近くでじっくり観察します。質感や模様、
形などから、どのように使われていたのか、どん
な思いで作ったのか、いろいろな意見が出てきま
した。学芸員の方から専門的なお話も聞き、縄
文・弥生時代についてより詳しく学ぶことができ
ました。


 縄文土器、弥生土器、須恵器の本物の土器片を
触って比較してみます。実際に触ってみると、断
面の色の違いや素材の違い、感触の違い、様々な
気づきがありました。どれが縄文土器だろう?
と、グループでのディスカッションが盛り上がり
ました。


 みのかも文化の森の敷地内にある尾崎遺跡の住
居跡の見学をします。穴や溝はなんのためにある
のか、どんな生活をしていたのか、想像が膨らみ
ます。
 尾崎遺跡では130以上の住居跡が見つかって
おり、まわりには土器片などの遺物が落ちている
ことがあります。表面の葉や土を手でどけて遺物
探しも行いました。今年度は1人の生徒が本物の
弥生土器の欠片を見つけました。


 常設展示室で観察した縄文土器を思い出しなが
ら、自分だけの縄文土器を作った学校もありまし
た。縄文土器の特徴である縄目模様はしっかりつ
けつつ、オリジナルの土器を作りました。ろくろ
等を使わず手だけで作る縄文土器は、なかなか思
った形にならず、土器作りの大変さも同時に感じ
ました。