人物をたたえる活動
第21回坪内逍遙大賞
第21回受賞(2026)
三谷幸喜(1961- )
三谷幸喜さんは、脚本家だけでなく、劇作家や演出家としても長年にわたり質の高い作品を発表し、観客および批評家の双方から高い評価を得てこられました。
 演劇、テレビ、映画と領域を横断しつつ、ストレートプレイ、ミュージカル、人形浄瑠璃文楽、歌舞伎など多彩なジャンルにおいて顕著な成果を挙げておられます。
 とりわけ近年は、『昭和から騒ぎ』においてシェイクスピアの『空騒ぎ』を昭和期の鎌倉を舞台に巧みに翻案し、作品の普遍性を日本の文化的文脈に融合させることで、若い世代の関心を喚起された点が高く評価されます。
 これら一連の創作活動とその成果は、本賞の趣旨に深く合致するものであり、今回、第21回坪内逍遙大賞を授与させていただくこととなりました。
受賞コメント
現代音楽の全てがバッハから始まっているという説があります。その真偽は僕には分かりませんが、現代におけるエンターテイメントとしての演劇、映画、ドラマの全ては、間違いなくシェークスピアから始まっている、僕はそう確信しています。
彼の作品に触れる度に感じます。人々が感動する要素、わくわくする要素、ドキドキする要素、そして笑いに関しても、僕らが今、必死になって考えているストーリーは、既に遠い昔、シェークスピアが全部やっていたんだな、と。彼の作品から学ぶことはまだまだありそうです。
シェークスピア、もう少しこだわってみたいと思っています。
この度の坪内逍遙大賞、本当にありがとうございました。