美濃加茂事典
長田育恵(おさだいくえ)
1977(昭和52)年、東京に生まれる。劇作家、脚本家。早稲田大学第一文学部文芸専修卒業。早稲田大学在学中から脚本の執筆を始める。大学卒業後、日本劇作家協会戯曲セミナー研修課で井上ひさしに師事。2009年、劇団「てがみ座」を立ち上げる。2015年、坪内逍遙が主人公の『当世極楽気質』の脚本を執筆。兵庫県立ピッコロ劇団第53回公演として、兵庫県立青少年創造劇場(ピッコロシアター)で上演された。2016年、『蜜柑とユウウツ?茨木のり子異聞?』にて第19回鶴屋南北戯曲賞受賞。2020年、『現代能楽集X~能「道成寺」「隅田川」より』にて第28回読売演劇大賞選考委員特別賞受賞。2023年度前期NHK連続テレビ小説で植物学者の牧野富太郎を主人公のモデルにした『らんまん』の脚本を担当。作中に坪内逍遙をモデルとした人物「丈之助」を登場させた。2024(令和6)年11月2日、当館で「美濃加茂市市制施行70周年記念事業 長田育恵氏講演会」として「開拓者、逍遙-NHK『らんまん』に描いた逍遙像-」を開催した。
【歴史資料】No.13381「当世極楽気質(兵庫県ピッコロ劇団)資料」