美濃加茂事典
川合のムクノキ(かわいのむくのき)
2024(令和6)年まで岐阜県の天然記念物に指定されていたムクノキ。美濃加茂市の市の木にも指定されているムクノキは木曽川の河畔に多く繁茂しているが、その中でもひときわ目立つ巨木として1960(昭和35)年に「川合の大椋」として市の指定の天然記念物となった。のち、1970(昭和45)年1月に県指定となる。目通り幹周囲7.8m、樹高約20m、枝張り東11m、西11m、南15m、北10.5mで、樹齢約600年(県指定当時)と推定され、今渡ダム湖畔に枝を張り、周囲と見事な景観を成していた。
樹勢の衰えが確認されて以来、回復処置を行ったものの、衰えを止めることができず、2021(令和3)年5月以降、葉をつけない状態が続いていたため解除となった。2025年2月に伐採された。