美濃加茂事典
木曽川(きそがわ)
美濃加茂市の南部を流れる河川。可児市との境界をなして流れている。国内最大級の河川で延長215km、流域面積4,956㎡である(『美濃加茂市史通史編』による)。美濃加茂市付近で流れも緩やかとなり飛騨川と合流する。飛騨川とともに美濃加茂市南部で河岸段丘(上位、中位、低位)を形成している。古くから氾濫を繰り返して水害被害をもたらし、1983(昭和58)年の9.28災害によって強固な護岸堤防が建設されることになる。古くから流域の人々にとって木曽川は豊かな恵みをもたらし、漁業、舟や筏の水運、玉石とりなど生業や暮らしに欠かせない存在であったが、1939(昭和14)年今渡発電所が飛騨川との合流点の下流に建設されその様相に大きな変化を与えた。江戸時代には中山道の通行に際し、木曽川を渡る「太田の渡し」は難所で増水時には滞留を余儀なくされた。木曽川は観光資源という側面も大きい。大正以降は遊船事業「ライン下り」など河川を利用した観光が盛んとなり、1964(昭和39)年には全国初の河川美公園として「飛騨・木曽川国定公園」に指定された。