美濃加茂事典
柄澤健介(からさわけんすけ)
1987(昭和62)年、愛知県に生まれる。登山をはじめ、自然に身を置く体験から山河のイメージを木彫で表現している作家。素材にはクスノキの丸太を用い、チェーンソーを使って彫り込み。一塊の木から線と面による複雑な造形を作り出す。その形は、連なる山の稜線、切り立つ崖、深い谷間など自然の景色の展開を想起させ、大地と地底を一時に見るような不思議な体感を観る者に抱かせる。
2025(令和7)年、美濃加茂市民ミュージアムにおける「芸術と自然」をテーマにした現代美術レジデンスプログラムに招聘し、企画展を開催。彫刻と鉄の構造物で成り立つ自身の作品を谷間に架かる橋のイメージに重ね、人と自然と芸術の関係性について考察し、約1か月半、美濃加茂市民ミュージアムのアトリエ棟に宿泊滞在しながら新作を制作、発表した。
【展示情報】企画展2025「橋を渡す 柄澤健介」