美濃加茂事典
へぼご飯(へぼごはん)
「へぼ」と呼ばれるクロスズメバチの幼虫を使った炊き込みご飯である。巣から取り出したへぼの幼虫はしょうゆ、砂糖、みりんで炒り煮し、煮汁を足した水加減で米を炊く。炊き上がる直前にへぼとみじん切りした生姜を加える。
へぼは巣ごと捕るために、まず、クロスズメバチのいる山の中に餌をしかけ、餌を運ぶハチを数人で追いかけ巣のある場所を見つける。成虫の動きが鈍くなる夕方まで待ち、地中にある巣穴に煙幕を差込み、成虫を気絶させてから慎重に巣を掘りだす。昔、へぼは貴重なたんぱく源でありごちそうであったが、現代では巣を見つけることが年々難しくなっている。