美濃加茂事典
ぼたもち(ぼたもち)

 おはぎのことである。「萩の咲くころ作るものをおはぎ、牡丹の咲く頃作るものをぼたもちと呼ぶ」と言われている。餅米を蒸し、粒が半分残るくらいまですりこ木でつぶし、楕円型にまとめる。それを小豆を煮た甘いあんこで包む。祝い事の時はきな粉とあんこの二色、仏事にはあんこだけの一色としていた家も多い。

 稲刈りが終わった時には、一升マスの中に大きな小豆ときな粉のぼた餅を一つずつ入れ、その上にきれいに洗った鎌を置きお供えし、無事稲刈りが終わったことを感謝する“狩りかべ”という行事があった。

【基本図書】『市史/民俗編』p93 

【図書資料】No.835『美濃生活絵巻』(上)p4910699『おばあちゃんちのおかって№1』p8