美濃加茂事典
みそ(みそ)

 多くの家庭で大豆は作られており、みそも手作りすることが多かった。一晩水に浸した大豆を柔らかくなるまで蒸してつぶしてまるめ、団子にする。団子にした味噌玉に木を刺して縄で結び、土間や納屋に23ヶ月ほどつるす。乾いてアオカビが生えた味噌玉を砕きすり鉢ですり、塩、湯を入れ混ぜ、桶に仕込む。桶の中央に細長いザルを入れておくと中に液が溜まる。これが「たまり」で贅沢なしょうゆである。みそ作りは大掛かりな作業であり、昔は、隣近所23軒、共同で大きなカマスを使い大豆を蒸したそうである。

【基本図書】『市史/民俗編』p67 
【図書資料】703『聞き書 岐阜の食事』p2076643『美濃生活絵巻』(上)p39