美濃加茂事典
わらびの煮びたし(わらびのにびたし)
かつて、わらびやぜんまい等の山菜は春の山で簡単に採ることができ、その日のうちに灰汁をとり、調理した。バケツの上にわらびやぜんまいをのせたザルをおき、その上にワラを燃やした灰をのせる。灰の上から沸騰したお湯をまわしかけアクを取った。灰の代わりに杉の青葉をのせ熱湯をかける方法もある。わらびは生を塩漬けにしておくと自然にアクが抜ける。使うときは塩出しをしてから、ご飯と一緒に炊いたり、炒め物にする。塩漬けのわらびは一年中食べることができる。昔、「山火事の後は肥えた山菜がよく採れる」と言われていたそうである。