美濃加茂事典
味ご飯(あじごはん)
 山の講、庚申講、金毘羅講等、「講」と呼ばれる民間信仰の集まりの食事には「味ご飯」を作ることが多かった。鶏肉、干ししいたけ、にんじん、ごぼう、こんにゃく、油揚げを鍋で炒め、だし汁、砂糖、酒、しょうゆで煮る。煮汁と具に分け、煮汁を足した水加減で米を炊き、炊き上がったら具を混ぜ、蒸らす。普段、鶏肉は食べないが、特別な食事の時のみ「つぶして」味ご飯に入れた。蜂屋町伊瀬の山の講の味ご飯は、昔はごぼうとにんじんは使わなかったそうである。また、「道ぶしん」(地域住民で道路を修理などすること)の時は、牛肉を入れた「味ご飯」を作った。

【図書資料】№703『聞き書 岐阜の食事』p154、№.31518『ふるさと清水』p21
【地域の食文化】№15『道ぶしん』p2