美濃加茂事典
お斎(おとき)
 葬儀の際、弔問客に出した食事の事を指す。葬式を各家庭で行っていた頃、当家もしくは近隣の家が「お斎」の会場となり、手伝いの近隣の主婦が一切の調理ともてなしを担う。「白飯」もしくは「茶飯」、「みそ汁」「ひじきの煮物」「きんぴらごぼう」や「こんにゃくの煮物」「ほうれん草の白和え」等、季節の煮物が大鉢(深めのお皿)に並べられる。客が着席する度に、「飯」と「みそ汁」を運び、大鉢の中のおかずが少なくなると継ぎ足していた。弔問客が多い家では、何度も温め直すため「みそ汁」がドロドロになったという。

【基本図書】『市史/民俗編』p91
【地域の食文化】№11『美濃加茂のオトキ』p2こんにゃくの煮物・ひじきの煮物、№10『オオメシマツリ』p2ほうれん草の白和え・p3きんぴらごぼう