美濃加茂事典
鯉の甘露煮(こいのかんろに)
 美濃加茂市加茂野町の稲葉池では毎年「鯉つかめ」という行事があった。灌漑(かんがい)のための大きな池で鯉を飼い、年に一度、池の掃除のために水を落とし鯉を捕まえ、集まった人々に量り売りした。池の周りでは即席で作ったカマドの鍋にぶつ切りにした鯉を入れ、砂糖、酒、しょうゆで「甘露煮」にした。酒も酌み交わし、ちょっとした宴会もくりひろげられており、大変賑わった。「鯉つかめ」は明治時代から昭和30年代後半まで続いた。

【図書資料】№3148『美濃加茂明治百年史』p34、№4201『写真で見る加茂野2』p50、 №17274『稲辺の歴史』p64~67
【地域の食文化】№16『鯉つかめ』