美濃加茂事典
サバ寿司(さばずし)
 酢飯に酢でしめた鯖だけをのせ、ミョウガの葉で包んだ「ミョウガ寿司」のことである。
美濃加茂市蜂屋町にある「大仲寺」地区では毎年7月に「サバ寿司祭り」と呼ばれる祭りがある。地元の担当地区の女性が集まり「サバ寿司」を大量に作り、翌日、寺で行われる神事にお供えし、祭りが終わると参拝者に配る。「サバ寿司」は木箱に入れ一晩重石をするが、祭りでは大量に作るため、昭和時代には石の代わりに車の修理の際使う「ジャッキ」を使い寿司の水分を抜いていた。翌日にはカチカチの寿司になっていたそうである。祭りは現在も続いているが、令和になり「サバ寿司」は作らなくなってしまった。