美濃加茂事典
こも豆腐(こもどうふ)
 手間暇かけて作った豆腐は、日持ちをさせるため、こも豆腐にした。豆腐を縦1/4ほどに切り、まきすで巻き、ひもや輪ゴムでとめる。熱湯の中へまきすごと入れ豆腐全体に「す」が入るように茹でる。こうして、水分が抜けて固くなった豆腐を斜めに切り、だし汁と砂糖、しょうゆで味付けて煮る。祝いの席や法事などで出されるごちそうである。
【基本図書】『市史/民俗編』p69
【図書資料】№703『聞き書 岐阜の食事』p40,126,178,196