美濃加茂事典
さといもの煮っころがし(さといものにっころがし)
 里芋は、誰が作ってもいくらでもできるタダのような芋ということから昔から「タダイモ」と呼ばれている。だし汁と砂糖、しょうゆで甘辛く煮る。木桶やバケツの中に泥のついた里芋を入れ、木桶より長い板をさしこみ、板の両端を持ち、前後にゆすって木桶の中の里芋を洗う「いもこで」は、里芋独特の洗い方である。
【基本図書】『市史/民俗編』p174
【図書資料】№18598『おばあちゃんちのおかって №3』、№19192『ていねいな暮らしのあったころ 佐野一彦の撮った伊深の里山 (美濃加茂ふるさとファイルNO.14)』p10