美濃加茂事典
濃尾大震災(のうびだいしんさい)
 1891(明治24)年10月28日、岐阜県本巣郡根尾村を震源地として発生したマグニチュード8.4の大地震。県内で死者約500名、全壊家屋71,000棟という大きな被害が出た。市域の人的被害は下米田で死者2名のほか重軽傷者43名。太田では総戸数504の内、全壊158戸、半壊309戸と甚大な被害であった。各所で大規模な地滑りなどが発生したほか、太田蜂屋境の太郎洞池、太田の加賀池、古井の大木池などの溜池の堤防が決壊した。被害を受けた溜池は地震のあと順次復旧工事が行われた。
【基本図書】『市史/通史編』p991~994
【図書資料】№724『美濃加茂明治百年史』p25,26、№3501『市民のための美濃加茂の歴史』p83