美濃加茂事典
無銘宝篋印塔(むめいほうきょういんとう)
 宝篋印塔(ほうきょういんとう)とは中世から近世にかけ主に地位のあった人の墓碑として建てられたものである。瑞林寺の西の墓地にある「無銘宝篋印塔」は南北朝期の様式を備えてほぼ完全な形で残り、美濃加茂市の指定文化財となっている。高さ108㎝。このほか「和翁長礼」の銘がある室町前期のものや、「文明十年戊戌十月十三日 寿岩正慶首座」の銘のあるものがある。
【図書情報】№13『美濃加茂の石仏』p90,188
【データベース】「美濃加茂市の文化財」指定文化財一覧 無銘宝篋印塔
【展示情報】企画展2019「瑞林寺500年のはるかな旅展」