1972（昭和47）年、東京都出身、京都在住の小説家。1998（平成10）年、大編「読み終えて」で第1回ストリートノベル大賞受賞。2015（平成27）年、第5回早稲田大学坪内逍遥大賞奨励賞受賞。京都造形芸術大学で芸術学を学び、現代美術にも造詣が深く、雑誌『美術手帖』でも執筆している。作品に『アクロバット前夜』『星座と文学』など。
　2018年に当館で開催した企画展「中村裕太｜日本ラインの石、岐阜チョウの道」では、中村裕太へのインタビューに基づく略年譜と展覧会のキャッチコピーを執筆、それらは展示室内にも掲げ、チラシ・ポスター、記録集に掲載している。また展覧会期中には「チョウのように舞う」と題したミュージアムトークを実施し、作家・中村裕太との対談形式で緑のホール、企画展示室、研修室、森を巡るツアーを行った。